非常に端的に:音楽アカデミーの人為的な事故の目的は…!?
感想:この作品はたぶん一番色眼鏡をかけて見られているものだと思う。ジブリの「コクリコ坂から」とか、ドラえもんの「新日本誕生」みたいに、ほかの作品の威光が強すぎるせいでなんとなく「叩いていいよね」という空気になっちゃってる。実際事件自体もパッとしないし、楽譜(音楽)というタイトルに集客性がないことも確かだ。数字を見るとかなり低いというのもそれを裏付けているし、だいたいコナンは10~19作までに駄作が集中しているのでその印象も強いのかもしれない。
ただ見れば見るほど「可もなく不可もない」という絶妙な作品である。だから楽譜をどこの位置につけるかでコナンへの入れ込み方が分かるという、指標生物みたいな変な作品。
以前はコナン映画の中で「ちょうど中央に位置する感じ」と言われていて、再評価のために見てみるとその意見も分かるという、なんかこう…お吸い物みたいな感じの映画。現行の辻Tierはさすがに過大評価だと思う。