概要:緑
真面目な概要:「雲の王国」で登場したキー坊の原作エピソードを軸にした、新ドラ初の完全オリジナル映画。
感想:これに関してはマジで一度見てほしい。Tierでオタクが緑という専用ランクを作るほどの出来だが、凡作とか駄作じゃなくて「壮大に何もない」のだ。「何が言いたかったの?」という疑問に対して論じる気が起きなくなるくらい何もないのだ。生成AIで出力した野原のイラストみたいな、はた目には美しいが何も残らない作品。色々あったみたいだけど、これはマジで「新ドラは旧ドラの下位互換」って風評を当時不動のものにしてしまったと思う。とにかく「きー!きー!」ってうるさいせいでボイスドラマ的な楽しみもできない。
評価するべき点がないというか、どう評価していいか分からないって感じ。ただこの「壮大に何もない」感じが逆に今のオタクにはいいかもしれないなぁと思う。彼らは今、思想的に強いもの(アニマル惑星や雲の王国、別作品だとゼロシコやヒママターなど)を嫌う傾向がある。しかし思想的に強い作品はその思想に合致した人には素晴らしい作品なのだ。そういうのが緑にはないため、評価が安定している。
まぁなんか、みんなで実況すればいいんじゃないだろうか…実況に向いてるとは思えないけど、一人で見るよりは楽しいし、俺はヒママターと緑のどっちの方がましかって言われたらノータイムで緑って答える。もう少し突き抜けていればカルト的な映画になったかもわからない。