1日1本のアニメ映画を要求する!

嫌いな小説は森絵都の「カラフル」

118.光輪の超魔神 フーパ D

概要:砂漠にあるオアシスの街でフーパというポケモンにいたずらされながら仲良くなるサトシたち、そしてフーパの封印された力を戻してあげようとする砂漠の民のメアリとバルザ。しかし封印された力は、強力な洗脳能力を持った「フーパの怒りの感情」だった。感情は「ときはなたれしフーパ」となり、「いましめられしフーパ(本体)」に戻って人間に怒りをぶつけようとする。

感想:よく知らないんだけどこのフーパってポケモンシェイミとかメロエッタみたいに同じ個体が力を解き放つんじゃないの?それが悪役と善役で分かれている上に、やることがこれまでの映画で出てきたゲスト伝説を出しまくってメガシンカの販促ってのが、ポケモンというジャンルの制約の中で話を作ることへの限界を感じた。
ただ何も考えずに見ると「わーレックウザだー!かっこいー!」で終わるのであんまり気にならない。お祭り系の怪獣大決戦といっても、所詮ポケモンだし…むしろレシゼクみたいに長くなくてよかった。
正直ドラ泣きみたいに下手に大人を狙われる映画の方がきついし、ちょうどいいって感じ。実は「キミにきめた!」みたいなのが割ときついのだ、「お涙頂戴系を見るんだったらオリジナルでやってくれてるのを見ますので!」ってなる。壮大な演出と泣きの演技と荘厳な音楽で人間なんて簡単にもらい泣きするんだよ。
セレナやシトロン、アローラ編のキャラとかは好きだっただけに残念な結果である。まぁXYはボルケニオンがそれなりに出来がいいので許すが…あのアローラ三人娘を映画で見たかったなぁ。