概要:ありふれた家にいる女の子はなんとなく生きて、ありふれた人間関係に悩む。ある日腐れ縁のクラスメイトとともに占いをしてもらうが、その日から奇妙なことが続き、あまつさえ電車の中で突然奇妙な世界へ来てしまう。そこはあの世とこの世の境目にある「世の境」だった。幽体離脱でうっかり入り込んでしまい、帰るためには現世の記憶が必要だという。記憶自体は取り戻したし、帰るための方法も教えてくれたが、普通の方法で帰ることができなかった。
感想:割とこう…説教臭い話というか…何なんですこの話?
話が二転三転するのはいいんだけど、主題が常に固定されているので二転三転というより「攻略失敗」みたいなイメージが強くなってしまう。常に説明しっぱなしってのもだいぶ気になる。だからどうしても感情移入の度合いが薄まり置いてけぼりになってしまうし、そもそも「死生観に関する話」ってのはどうしてもそうなりやすいと思う。なんか最後まで「何この…何?」ってなっちゃう。
やっぱ「カラフル」みたいな話が嫌いだからなのかなぁ。