概要:ママに叱られて心が折れたのび太は家出を決意するが、現代日本で一人で生きられる場所はなかった。ドラえもんの助力もあまり得られず一度は諦めたのび太だが、いつもの3人に加えてドラえもんまで家出を決意。スネ夫の「昔は土地の所有なんて概念はない」という一声で、7万年前の日本で新天地を作ろうと試みる。一方そのころ、時空乱流に飲まれた7万年前の原始人の少年が20世紀の野比家近辺に来てしまう。彼を助けるうちに、時空犯罪者「ギガゾンビ」の姿が浮き彫りになってきた。
感想:ぶっちゃけあんまり好きな話じゃないのだが、ドラえもん映画のお手本みたいな話。まぁこれ見とけば問題ないんじゃないかな。
ドラえもんの道具を使ったアドベンチャーパート、現地民や問題に触れてそこに首を突っ込むパート、そして邪悪を滅して大団円のパート。「大魔境」で完成したドラ映画の雛形に沿って、すごく丁寧に作ってある。
ただ分からないのが、だからこそ「どうして他の映画じゃなくてこれが人気なんだろう?」って点。ひみつ道具が魅力的なのか、ドラえもんがかなわない格上の相手ってのがハラハラするのか…?かなわない相手にさらに格上のタイムパトロールを召喚するからあんまり魅力的に感じないんですよ。あんまりオチって気にされないのかしら。