1日1本のアニメ映画を要求する!

嫌いな小説は森絵都の「カラフル」

17.ワルサーP38 E

あらすじ:あるパーティーにルパンの予告状が届いた。銭形とルパンはそのパーティー会場で再会するが、ルパンはそんなものを出した覚えがなかった。突然会場が襲撃され、そこでかつてルパンが愛用していたワルサーP38(旧モデル)を見かけたルパンは、己の過去にけりをつけるべく暗殺組織の本拠地に乗り込む。その島は非常に物々しい警備で侵入者を、島のガスを吸わなければ生きていけなくなる毒の入れ墨によって逃亡者を許さないという場所だった。ルパンは捕らえられ、そのボスである「ゴルドー」に毒の入れ墨を入れられてしまう。

しかし暗殺組織の在り方に反対して自由を求める勢力もいた。現地の暗殺者の女性「エレナ」や、技術者の「ドクター」を中心に、ルパン一味の腕を見込んで共同戦線を張ることを持ちかける。ドクターの立てた計画は針の穴を通すような慎重さを要するものだったが、完璧だった。

刑務所に服役する男を暗殺せよという指令を受けたルパンとエレナは、その機に計画を遂行することになる。しかし計画は大失敗に終わる。これはすべてドクターが一人で私欲をむさぼるためのものだったのだ。

そしてこの男こそルパンのかつての相棒であり、ワルサーP38の旧モデルの持ち主だった。この計画の遂行のためにルパンをおびき寄せたのだ。追い詰められたドクターは解毒薬を盾に駆け引きを持ちかけるが、ルパンは解毒薬をふいにすることを知りつつ躊躇することなくドクターを撃ち殺した。彼らが暗殺組織の島で手に入れたものは、入れ墨の解毒薬ができるまでの時間を稼ぐためのガスと、ルパンの過去の清算だった…。

 

感想:作画が結構独特。物語は正直見なくていい。モチーフがアサシン組織ってのは当時としては相当渋い。今でこそFateのおかげで有名だが…まぁそこだけかな。