概要:ドラえもんというキャラクターのオリジンを、「作者のF先生目線」と「ドラえもん世界の設定」から映し出した作品。矛盾したり第1回にあたる回が複数そんざいすることでこんがらがっていた設定の整頓、という役割も兼ねていると言われる。
感想:見てるだけでなつかしさがこみあげてくる。やたら濃いキャラが出てくる上に「金色で耳の付いた声の甲高いドラえもん」はすさまじいインパクトを与え、30分と短いことから子供の暇つぶしに最適ということで親御さんからの人気がものすごく高く、そのせいもあって当時のちびっ子に絶大な知名度と人気を誇った作品。ほんとに「魅力的な題材、人を選ばない出来」というハンバーグみたいな映画である。
この歳になって改めて見ると、懐かしさに加えて様々な小ネタにも気づいて味わい深い。っていうかノラミャーコ(CV皆口裕子)がやたらエロティックなのである。セクシーとかプリティーとかキュートじゃなくて、エロなのだ。
旧ドラ世代にとってこの作品はとても大きなマイルストーンで、当時は大長編がちょっと息切れしてきたこともあってすごい人気があった。ノラミャーコがやたら攻めたデザインになっていた理由も、斬新さを取り入れたかったという別紙氏の一声によるものだったようだ。
今はどれくらい設定生きてるのかなぁ…と思ってドラえもんの誕生日SPを何本か見たんだけど、大元は生きていてキャラクターは「ノラミャーコ」が原作化、「パワえもん」という非の打ちどころのない優等生キャラがドラえもんズやジャイベエ、スネキチを包括した感じになっているらしい。
さて、F先生アニメの視聴もこれでおしまい。次からはアニメ映画に戻りましょう。